oVirt00

Puppet Dojo で知り合った方から、Virt-Factory はもうアクティブじゃなくなって、今はoVirt という新しいプロジェクトに移ってる、ということをお聞きして、Virt-Factory のサイトに行ってみたら本当にそう書いてある!Xen が動かせるマシンが調達できたら、本格的に Virt-Factory 検証しよう、と思ってしばらくアクセスしてなかったら、いつの間にやらこんなことに…

つーわけで、Virt-Factory は捨てて oVirt の検証していくです。

Installing Instructions を見てみると、パッケージを配布してるわけじゃなく、QEMU/KVM の仮想マシンイメージとして配布されてる模様。まずはこのイメージを動かすところまでやってみる。

検証環境は CentOS 5 x86_64 です。手順は上記サイトの「Installing the management appliance」の通りではあるのですが、説明があまり親切ではないし、その通りではうまくいかないところもあったので、試してみたい方は、以下の手順も合わせて参考にしてみてください。。

まずは VM イメージを取得。場所はどこでもいいんですが、自分は ~/vm というディレクトリを作成して、その下に置いた。

$ mkdir ~/vm
$ cd ~/vm
$ wget http://ovirt.org/download/wui-appliance.dsk.bz2
$ bzip2 -d wui-appliance.dsk.bz2

次に必要なパッケージのインストール。

$ sudo yum install libvirt qemu kvm

以下のような ~/vm/wui-appliance.xml を作成。

<domain type="kvm">
  <name>wui-appliance</name>
  <memory>768000</memory>
  <currentMemory>768000</currentMemory>
  <vcpu>1</vcpu>
  <os>
    <type>hvm</type>
    <boot dev="hd"/>
  </os>
  <clock offset="utc"/>
  <on_poweroff>destroy</on_poweroff>
  <on_reboot>restart</on_reboot>
  <on_crash>destroy</on_crash>
  <devices>
    <emulator>/usr/bin/qemu-kvm</emulator>
    <disk type="file">
      <source file="/home/miya/vm/wui-appliance.dsk"/>
      <target dev="hda"/>
    </disk>
    <interface type="bridge">
      <mac address="00:16:3e:08:97:e7"/>
      <source bridge="xenbr0"/>
    </interface>
    <input type="mouse" bus="ps2"/>
    <graphics type="vnc" port="-1" listen="0.0.0.0"/>
  </devices>
</domain>

libvirtd を起動して、virsh で qemu に接続、create でさきほどの XML ファイルを指定して VM 作成。

$ sudo /sbin/chkconfig libvirtd on
$ sudo /etc/init.d/libvirtd start
$ sudo virsh --connect qemu:///system  
virsh #  create wui-appliance.xml
Domain wui-appliance created from wui-appliance.xml
virsh # list
 Id Name                 State
----------------------------------
  1 wui-appliance        running

以上で VM 起動まで完了。で、VM に SSH とかでアクセスしたいんだけど、IP アドレスがわからない!(VM の IP アドレスを外から知る方法をご存知な方は教えてください。)というわけで、virt-manager からつないでみることにする。

$ sudo yum install virt-manager

virt-manager 入れたのはいいけど、CentOS は X 使えるようにしていないことに気づく。とりあえず手元の PC の cygwin に X が入ってたので、cygwin のシェルで

$ startxwin.sh
$ xhost +

でもって CentOS 上で

$ export DISPLAY=192.168.10.19:0.0
$ virt-manager

で virt-manager 起動。

[[Image(01.jpg)]]

無事に画面が出たので、QEMU を選択して接続。

[[Image(02.jpg)]]

VM が見えるので選択して、右下の「Open」をクリック。

[[Image(03.jpg)]]

無事アクセスできた。root のパスワードは ovirtwui 。

ここまでやってから、XML で MAC アドレス指定してるんだから、DHCP サーバのログから IP アドレス調べればいいだけだった、ということに気づく。

今日はここまで。