TLUG Meeting 2008/09 で発表した How to build a scalable storage system with OSS なんですが、発表では概要しか触れてなくて、じゃあいったいどうやって構築するのよ、という部分が全然ないので、ぼちぼちこのブログで書いていくことにします。
で、スケーラブルというだけだと曖昧なので、以下のような要件を満たすものを、スケーラブルなストレージと想定することにします。
で、こういったストレージを、高価なハードウェアを買わずに、オープンソースソフトウェアだけで構築することができないか、と考えて、こんな感じで実現できそうだなあー、というのを発表したのが TLUG でのプレゼンの内容。このプレゼンで出てきたキーワードとその概要をおさらいすると、以下のような感じ。
TLUG での発表資料 では、それぞれを図で説明していたり、これらをどう組み合わせて利用するのかを説明しているので、ご参照ください。
で、これらを組み合わせて構築したストレージがとりあえず動くことは確認できたのだけど、実用に耐えうるかどうかは謎。特に以下の点が気になるところ。
なので、今後実際に使うかどうかはまだ決めかねてるのですが、一通り動かせるところまでは試してみたので、次回から実際の構築手順を書いていこうと思います。