フリーランスのソフトウェアエンジニアでしかも(確定申告的な意味での)実績が1年しかない人間が、ローンを組んで家を建てることになったので、その辺についてシリーズで書いていくことにしようかと。
フリーランスのエンジニアで家を建てた人の話としては、@a_matsuda さんの Hacking (My) Home という素晴らしいスライドがあったり、フリーランスではないけど、同業種のエンジニアが家を建てた話としては、元同僚の @morygonzalez さんの 2000 ブクマを超えるエントリ などもあったりするので、併せてどうぞ。
今回は、元々家を持つつもりは一切なくて、一生賃貸でいいや、というか、今後の家族構成の変化(子供が自立して出て行くなど)を考えると、断然賃貸の方がいいだろう、と思っていた人間が、なぜ家を建てることになったのか、そのきっかけになった出来事について。
ゴールデンウィーク中に近所の住宅展示場で、仮面ライダー鎧武をデザインモチーフにした遊具(ボールプールなど)で遊べたり、鎧武と一緒に写真が撮れたりするイベントがあったので、それ目的で子供達を連れて行った。モデルハウスを見るつもりは一切なかった。
住宅展示場では、各社モデルハウスの前で風船を配っていたり、ヨーヨーやスーパーボール掬いがあったりで、子供がおびき寄せられる。なのでしかたなくこちらもモデルハウスに近づく格好になり、中で冷たい飲み物いかがですか、と誘われ、暑いし喉が渇いていたのもあって、中に入って話を聞くことに。
そもそも、子供が5人いて、今の3LDKの賃貸マンションでは手狭でもう限界だな、と思っていて、ここ一年ほど引っ越し先を探していた。けれど、中2の次男が絶対転校したくない、というので、場所の制約があるし、賃貸にしろ買うにしろ、マンションにしろ一軒家にしろ、ファミリー向け物件はほとんどが 3LDK、たまに 4LDK といった感じで、家族7人で住むには狭いし、ごく稀に 5LDK とか 6LDK とかあっても、5階建てでエレベータなしの5階とか、古い家で和室が3つもあって使い勝手が悪いとか、希望の条件に合う物件を見つけるのに難渋していた。
このような状況だったのもあって、ハウスメーカーの人の話を聞いた結果、 今まで考えたこともなかった、家を建てるという選択肢が浮上することになった。というか、希望の条件に合う家に住むには、建てるしか選択肢がなさそうだ、と考えるようになった。
そんな感じで、住宅展示場の子供向けイベントで釣られるという、ハウスメーカーの思惑に見事にハマった形だけど、そういう流れが来てるのだと思うことにして、家づくりを進めることにした(ちなみに、この時話を聞いたハウスメーカーは、その後2回ほど打ち合わせをした後、候補から外した )。
次回は、家づくりを進めるにあたって、どのように情報収集を行ったかについて書く予定。