フリーランス2年目だけど家を建てることにした 其の2

ブログ書くまでが YAPC、ってことで、YAPC でお会いした方々に「家づくりエントリの続き楽しみにしてます」とか「続きまだですか」とか言われたので、其の2を書く(YAPC まったく関係ない)。

前回のエントリ のような流れで家を建てることになったわけだけど、それまで家を建てることなどまったく考えたことがなく突然のことだったので、家を建てる流れとかまったく知らず、何をしていいのかさっぱりわからないので、家づくりについて情報を集めることにした。というわけで、今回は、どんな風に情報を集めたかについて書く。

あくまでも自分の場合はこうだった、というだけの話であって、同じやり方を勧めるわけではないので、ご参考まで。


スーモカウンター

まずインターネット上で検索してみたところ、スーモカウンター無料セミナー をやっているのを見つけたので、行ってみることにした。セミナーは色々あるけれど、1組様2講座までと書かれているので、ダンドリ、お金…初心者必見!土地探しから建てるまで講座どう探す?どう見分ける??工務店・ハウスメーカーの選び方講座 を予約して最寄りのスーモカウンターに足を運んだ。

「セミナー」と書かれているので、他にも人がいて座学形式で一方的に話を聞く形式なのかと思っていたら、マンツーマンでこちらが聞きたいことに合わせて説明してくれたり、質問に答えてくれたり、と、セミナーというよりは相談会、という感じだった。というか、無料個別相談会 というのも別にあって、内容的にはこれも含まれている、という感じだった。 家づくりに関する基本的なことは、大体ここで抑えられるはず。

相談会では、こちらの要望をヒアリングして、それに合ったハウスメーカーや工務店を紹介してくれ、打合せのセッティングまで行ってくれる。ヒアリングの結果も事前に先方に伝えてくれるので、最初からある程度要望にあった提案を持ってきくれ、打ち合わせもスムーズ。この会社は気に入らないからやめよう、となった場合にも、スーモカウンターが断りの連絡を入れてくれる。

家づくりを進めるにあたって、アサインされる担当営業が非常に重要で、飛び込みでモデルハウスに行ったりすると、暇な(≒使えない)営業や新人などがあたる可能性が高いらしいけど、スーモカウンター経由でセッティングしてもらった場合はそういうことはないらしい。実際、前回のエントリで、飛び込みで話を聞いたハウスメーカーの営業は新卒2年目で、おそらく一生に一度であろう家づくりをこんな若造に任せるのは嫌だな、と思ったけど、スーモカウンターにセッティングしてもらったところは、どこもそれなりに経験や肩書きがある人が出てきてた。また、気に入らない場合には担当営業を変えてもらうこともできるらしい。

これらは全部無料でやってくれるので、とてもいいんだけど、若干面倒なのが、セッティングしてもらった打合せ後には、アンケートに答える必要があること。答えなくてもペナルティとかはなさそうだけど、無料で色々やってくれるので、アンケートぐらいは書かないと申し訳ない気持ちになる。面倒と言っても、ウェブ上で完結するけど。

また、スーモカウンターの担当の人から、どうでしたか、と連絡が来るんだけど、電話じゃなくメールにしてくれ、と言ったにも関わらず、電話がかかってきたりする。電話は全力で無視してたら、メールで連絡が来るようになったけど。

基本的にはすべて無料だけど、ハウスメーカー側は、契約が成立すると紹介料を徴収されるらしい。まあ当然だとは思うけど。とあるハウスメーカーの営業には、紹介料とられちゃうんで、直接来てもらった方がいいんですけどね、と言われた(でもそれ客に言うことじゃないだろ、と内心思った)。

口コミ掲示板なんかでも、ハウスメーカーが負担してる分、こちらが支払う金額に上乗せされてるんじゃないか、という話もあったりするけれど、実際のところはわからない。見積もりからその辺の判断をするのは素人には難しそう。

上乗せされるかどうかは気にせず、てっとりばやく家づくりのために何をしたらいいか知りたい、という方は行ってみるいいと思う。

また、とりあえず話を聞いてお勧めのハウスメーカーや工務店を教えてもらって、スーモカウンター経由ではなく自分でアポイントをとったり、飛び込みでモデルハウスに行く、というのもアリな気もする。その場合はスーモカウンターからの紹介という形ではないので、金額が上乗せされるかどうかを気にする必要がない。ただし、良い担当営業に出会うための努力が必要になるかも。


本や雑誌

スーモカウンター以外には、本や雑誌で情報収集した。

この漫画は実際の経験を元に書かれていて、とても読みやすく、自分の今のところの経験と照らし合わせても、納得いく内容が多い。ハウスメーカーに依頼してる、という点で自分と同じだし、ハウスメーカーの名前は出てないけど、自分が依頼したのと同じところな気がする(が確証はない)。

2章では、各工法(木造軸組、ツーバイフォーなど)の違い、工務店/建築家(設計事務所)/ハウスメーカーそれぞれに依頼する場合のメリットデメリット、土地探し、資金計画などについてもまとめられていて、家づくりのはじめの一歩として読んでおいて損はなさそう。

ウェブ上に同著者によるコラム もある。内容は本に書かれているものもあれば、書かれてないものもある。逆に、コラムに書かれていないもので、本に書かれているものもある。

アサインされる担当営業が非常に重要、と上の方でも書いたけど、できる営業に出会う方法(というよりも、できない営業を避ける方法)なんかも 書かれていて 、スーモカウンターなどを使わず、自分でモデルハウスに足を運ぶ場合には読んでおくとよさそう。


上の「マンガ はじめて家を建てました!」の2章で著者との掛け合い形式で家づくりについて解説している 小野 信一氏 による書籍。

10年以上前に出版されているけれど、内容的にはそれほど古さを感じないし、不必要に読者の不安を煽らないし、業者側にも施主側にも偏ることなく、中立な立場で書かれていると感じる、とても良い本だった。

これを読んだのは、ハウスメーカーとの打合せも終盤に入り、もうすぐ着工という段階だったけど、一番最初に読むべき本だと思った。

著者は ネクスト・アイズ株式会社 という、家づくりに関するコンサルティングを行っている会社の代表でもある。

家づくり、経験豊富な人はそうそういないだろうし、失敗した時のダメージがでかいので、こういったコンサルティング会社を使うのも良さそう。ただし、金額はそれなりにする。この会社だと、最初から最後までサポートしてもらう場合のコンサルティング料は、建築請負金額の3%。高いかな、という気もするけど、ローンを組む際にコンサルティング料も見込んでおけば、それほど無理な金額でもないし、安心して家づくりを進められそうなので、もし次に家を建てる機会があれば、利用してみようかと思っている。


この本では、各ハウスメーカーの特徴や、家づくりを進めるにあたって注意すべきポイントなどが詳しく解説されている。要約すると「ハウスメーカーに騙されないための本」と言えるかも。

第2部は漫画形式になっているけど、なぜか途中から文章だけになっていて、中途半端な印象。でも内容はわかりやすい。

本の性質上、漫画に例として出てくるハウスメーカーや営業などは、ダメな点が協調されてるけど、それに比べると、自分が依頼したハウスメーカーや担当営業は、ものすごくしっかりしてるなー、ということを認識した。

また、例として出てくるハウスメーカー、名前からしても、出てくるモデルハウスの画像とか見積書や契約書の書式なんかを見ても、自分が依頼したハウスメーカーをモデルにしてるっぽい感じがするけど、家づくりの進め方は、我が家のケースとこの本の内容とは全然違っていたので、色々なハウスメーカーをごちゃまぜにしてるのかもしれない。

DVD がついてるけどそれは見てない。


これら三冊の本は、家の設計に関して、最低限の知識は身につけておいた方が良いかな、と思って読んだ。


この本は、伊藤理佐さんの漫画が好きなので買ってみた。この漫画では建築家に依頼してるので、ハウスメーカーに依頼してる自分にはあまり参考にはならなかったけど、読み物としては面白い。


家を建てたので得られた知見を共有します - portal shit! で紹介されていたので読んでみた。自分は建築家や設計事務所に依頼するという形はとらなかったので、参考程度に。


他、読んだ雑誌をリストアップ。

「はじめての家づくり No.26―予算内で家づくりに成功したコツ、教えます !」は、コストを抑えるにはどういった点に気をつければ良いかがまとめられているのはよかった。ただ、タイトルからして、坪単価を抑えた家ばかり紹介されてるのかと思ったけど、安くない、というか、むしろめっちゃ高い、という例も多かった。あと、コストかけない分手間をかける、といった事例が多いけど、自分は面倒くさがりで、多少コストがかかっても手間を省きたい、という考えなので、そういう人間向きの内容ではなかった。

内容は重複するけど、家づくりの基本的なことはどの雑誌にも書かれているので、基礎的な知識の補強には役だったかも。

基礎知識以外だと、実例が豊富に載っているので、広さ、間取り、価格を参考にしたかったけど、子供が5人いる家庭というピンポイントな実例は載ってないのと、写真だけだといまいちピンと来ないのもあって、その辺りを参考にするには、雑誌は厳しいかな、と感じた。広さや間取りを参考にするなら、やはり現物を見るのが良さそう。それについては別の機会に書く予定。

内装や外観なんかは参考になるかも。

知りたい情報をピンポイントで得るには、雑誌はちょっとノイズが多いかな、と感じた。

スーモカウンターにハウスメーカーを紹介してもらった自分にはそれほど役立たなかったけど、自分のお気に入りのハウスメーカーや工務店をじっくり探して、カタログを請求して検討してみる、という方には役立ちそう。

ただ、カタログ請求、自分はこの本からではなく、ウェブ上から何社かやってみたけど、ハウスメーカーによっては、電話かけてきたり、家まで来たりするので、そいうのが嫌いな方は注意が必要。


インターネット

それ以外の情報としてはもちろん、インターネットで検索もした。けど、断片的に必要な情報拾うぐらい。

まるわかり注文住宅 というサイトは後になって知ったけど、ここはよくまとまってる。ただ、情報量が多くてどこから読んだらいいのか迷う。

ピンポイントで知りたいことがあるならインターネットはいいけど、まずは広く浅く情報を集めたい、という段階では、本や雑誌の方が向いてそう。

検索してるとよく出てくる口コミ掲示板があるけど、玉石混交というか誹謗中傷合戦になってるので、参考にはせず暇つぶしに眺める程度。家づくりというのは炎上しやすい題材なんだなー、ということがよくわかる。


まとめ